ゆっくり立ち絵ツール ver1.0.3 説明書

ベース画像の生成、のっぺらぼう化、表情パーツ生成までを1つの流れで行うためのツールです。

この説明書の流れ

まずは、ゆっくり頭部の立ち絵を作る基本手順を説明します。 その後、応用編として等身立ち絵の表情差分や身体ポーズ生成について説明します。

1. ベース画像 生成する / 自分で用意する 2. のっぺらぼう 顔パーツを消した土台を作る 3. 表情パーツ 全行生成、再生成、再トリミング 統合版ではタブを切り替えながら作業します
図1: ゆっくり立ち絵の基本作業フロー

起動と初期設定

起動

yukkuri_main_app.exe を起動します。

画面上部のタブで、各ツールを切り替えます。

設定

画面右上の歯車ボタンから設定画面を開きます。

テーマとOpenAI APIキーを保存できます。

config.json

初回起動時に自動作成されます。

APIキーが入る場合があるため、他人へ渡さないでください。

OpenAI APIを使う画像生成では、API利用料金が発生する場合があります。

基本編: ゆっくり立ち絵を作る

ゆっくり立ち絵は、顔つきのベース画像、顔パーツを消したのっぺらぼう画像、目・眉・口などの表情パーツを組み合わせて作ります。 初回は、ベース画像生成から順番に進めるのがおすすめです。

1. ベース画像生成ツールの使い方

キャラ情報から、ゆっくり頭部用のベース画像を作ります。 保存先フォルダを指定すると、生成済み画像がサムネイルで表示され、クリックした画像を大きいプレビューで確認できます。

ベース画像生成タブ
図2: ベース画像生成タブ
  1. 保存先フォルダを選択します。
  2. テンプレートで ゆっくり頭のみ を選びます。
  3. キャラ情報に、髪色、目の色、髪型、アクセサリー、雰囲気などを書きます。
  4. 生成 を押し、生成された画像をプレビューで確認します。
  5. 使いたい画像を選び、のっぺらぼう作成タブへ進みます。
キャラ情報は、短すぎると見た目が安定しにくくなります。 「緑髪、紫のインナーカラー、紫の目、黒いリボン、眠そうな表情」のように、重要な特徴を明確に書くと安定しやすくなります。

自分で描いた絵や、他で生成した絵を使う場合

ベース画像生成ツールを使わなくても、用意した画像をそのまま素材にできます。 のっぺらぼう作成タブでベース画像として読み込んでください。

条件目安
画像サイズ正方形画像がおすすめです。ゆっくり頭部は 512x512 に近い画像が扱いやすいです。
背景白背景または透過背景が扱いやすいです。背景が複雑だとマスクや抽出結果が不安定になる場合があります。
顔パーツ目・眉・口がはっきり見えている画像が向いています。
用途最終的には、顔つき画像ではなく、のっぺらぼう画像に表情パーツを重ねて使います。

2. のっぺらぼう作成ツールの使い方

ベース画像から目・眉・口を消し、表情パーツを重ねるための土台を作ります。 消したい部分をブラシで塗り、IOPaint/LaMaで補完します。

のっぺらぼう作成タブ
図3: のっぺらぼう作成タブ
  1. ベース画像を選択します。
  2. 出力フォルダを指定します。
  3. 目・眉・口など、消したい顔パーツをブラシで塗ります。
  4. IOPaintを起動 を押します。既に起動している場合は、そのまま使えます。
  5. のっぺらぼう化を実行 を押して、顔パーツを消した画像を作ります。
  6. 問題なければ、表情パーツ生成タブへ進みます。
操作内容
左ドラッグマスクを塗る
右ドラッグマスクを消す
マウスホイールブラシサイズ変更
Ctrl + ホイールプレビュー内をズームイン・ズームアウト
Ctrl + ドラッグズーム中の表示位置を移動
マスクを広く塗りすぎると、髪や輪郭まで変化する場合があります。 目・眉・口を少し余裕をもって覆う程度から試してください。

3. 表情パーツ生成ツールの使い方

のっぺらぼう画像とマスクを使って、目・眉・口などの表情パーツを作ります。 基本は、テンプレートを全行生成し、気に入らないものだけ選択行で作り直し、足りないものをカスタム生成で追加します。

表情パーツ生成タブ
図4: 表情パーツ生成タブ

テンプレートから全行生成する

  1. ベース画像、のっぺらぼう画像、参考マスク画像、出力フォルダを確認します。
  2. ブラシマスクで、目・眉・口の位置が合っているか確認します。
  3. 全行のパーツを生成 を押します。
  4. 上書き確認が出た場合は、必要に応じて はい、全てはい、スキップ を選びます。
  5. 生成完了後、出力フォルダの eyes、brows、mouth を確認します。

気に入らないパーツだけ選択行生成する

全行生成後、形や色が気に入らないパーツだけを表情差分リストから選び、選択行のパーツを生成 で作り直します。 口パク差分は、口の上端位置がなるべく揃い、下方向へ開く形の方が自然に見えます。

欲しいパーツをカスタム生成する

テンプレートにない表情は、下部の カスタム生成 から作れます。 生成対象で eyes、brows、mouth、custom を選び、保存名とプロンプトを入力して生成します。

カスタム生成
図5: カスタム生成

切れたパーツを確認し、必要に応じて再トリミングする

マスク範囲が狭い場合や生成結果が少しはみ出した場合、保存されたパーツの端が切れることがあります。 その場合は 再トリミング で生成済み画像を読み込み、保存名と対象パーツを指定して、必要な範囲を塗り直して書き出します。

  1. 生成済み画像を選択 で元画像を読み込みます。
  2. 抽出対象を eyes、brows、mouth などから選びます。
  3. 保存名を確認します。
  4. 必要なパーツ範囲をブラシで塗ります。
  5. 選択対象で再書き出し を押します。
gpt_full_outputs には生成AIから返ってきた元画像が保存されます。 切り出し直したい時は、この中の画像を元に再トリミングすると確認しやすいです。

応用編: 等身立ち絵で使う

等身立ち絵では、顔が小さいため、そのまま表情パーツを生成すると構図がアップになったり、目の位置に髪色が入ったりする場合があります。 そのため、頭部素材を切り出して表情を作り、必要に応じて身体ポーズを別に生成します。

等身立ち絵のベース画像を生成する

ベース画像生成タブで 5等身立ち絵 を選びます。 直立、正面向き、全身が画面内に入ることを重視した画像として生成されます。

等身立ち絵は、ゆっくり頭部よりも絵柄や服装が変わりやすいです。 服装、靴、アクセサリー、髪飾りなどはキャラ情報に具体的に書くと安定しやすくなります。

等身立ち絵をのっぺらぼう化する

手順はゆっくり頭部と同じです。 ただし顔が小さいため、Ctrl + ホイールで拡大し、目・眉・口だけを丁寧にマスクしてください。

頭部素材を作成して表情を生成する

表情パーツ生成タブで 頭部素材を作成 を押すと、顔周辺の正方形範囲が表示されます。 範囲がずれている場合は、四角をドラッグして移動したり、角をドラッグしてサイズ調整できます。

頭部素材の範囲調整
図6: 頭部素材の範囲調整
  1. 等身立ち絵モード、または頭部素材を使うモードを選びます。
  2. 頭部素材を作成 を押します。
  3. 赤い四角が顔を適切に囲っているか確認します。
  4. 必要なら四角を移動・拡大縮小して調整します。
  5. 表情パーツを生成します。

身体ポーズを生成する

等身立ち絵では、顔とは別に身体ポーズを生成できます。 下部の 身体ポーズ生成(等身立ち絵用) タブで、保存名とポーズ指示を入力して生成します。

身体ポーズ生成
図7: 身体ポーズ生成
身体ポーズ生成は、服装や等身が変わる場合があります。 そういった場合は服装を維持したい場合は、プロンプトに「元の服装を維持」「同じ靴」「同じアクセサリー」などを具体的に書いてください。
また、ポーズによっては身体の位置がずれて、立ち絵として成り立たない場合もあるので、その時には「立ち位置固定」「首の位置を絶対に動かさないで」といった感じに、座標を固定するようなプロンプトを書き足してあげるとより上手く生成されやすくなります。

出力フォルダの目安

表情パーツ生成ツールは、YMMテンプレートで使いやすいようにパーツ別フォルダへ保存します。

output_yukkuri_gpt_expressions/
├─ base/
│  ├─ base_original_512.png
│  ├─ blank_face.png
│  └─ mask_blank.png
├─ 目/
├─ 眉/
├─ 口/
├─ 他/
├─ 体/
├─ masks/
├─ head_assets/
├─ gpt_full_outputs/
└─ composite_previews/
図8: 出力フォルダ構成の例

配布時の注意

困ったとき

症状確認すること
APIエラーが出るAPIキーが設定されているか、OpenAI APIの利用状況を確認します。
IOPaintに接続できないIOPaintが起動しているか、URLが http://127.0.0.1:8080 になっているか確認します。
生成した口の位置がずれる口マスクの位置と大きさを調整します。口パクは、口の上端が揃うようにすると自然に見えます。
パーツが切れているgpt_full_outputs の画像を元に、再トリミングで必要な範囲を広めに塗り直します。
マスクが空ですと表示される生成対象とブラシ対象が合っているか、実際にマスクが塗られているか確認します。
等身立ち絵の表情が崩れる頭部素材を作成し、顔部分だけを切り出してから表情生成します。
それでもうまくいかない場合は「yukkurishikuanggashitemitai@gmail.com」までお問い合わせいただければ、確認させていただきます。